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プチ・ブラバンソンの性格は意外と頑固|飼い方・しつけ・注意点を徹底解説

「プチ・ブラバンソンってどんな犬?」「性格は飼いやすいの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。プチ・ブラバンソンはベルギー生まれの小型犬で、つぶれた顔と短い毛が特徴的な愛玩犬です。明るく甘えん坊な性格の一方で、プライドが高く頑固な一面もあり、しつけには少しコツが必要です。この記事では、プチ・ブラバンソンの性格・外見・飼い方・しつけ・散歩・注意点まで、これから飼おうとしている方が知っておくべき情報をすべてまとめました。読み終わるころには、この犬種が自分に合っているかどうか判断できるようになっているはずです。

📌 この記事でわかること

・プチ・ブラバンソンの基本データ(体高・体重・寿命)と近縁犬種の違い
・明るいのに頑固?性格の特徴としつけのポイント
・初心者が失敗しやすい飼い方の注意点と対策
・迎える前に確認しておきたい費用と入手方法

目次

プチ・ブラバンソンはどんな犬?基本プロフィールと近縁3犬種との違い

ベルギー王室にも愛された小型愛玩犬

プチ・ブラバンソンはベルギーのブリュッセル地方が原産の小型犬です。もともとはネズミ捕り用の使役犬として飼育されていましたが、19世紀にベルギー王室で愛されたことをきっかけに愛玩犬としての人気が広まりました。JKC(ジャパンケネルクラブ)の分類では「9G:愛玩犬」に属しており、家庭犬としての適性が高い犬種です。日本ではまだ知名度が低く、街中で見かける機会も限られていますが、ヨーロッパでは古くから親しまれてきた歴史ある犬種です。日本での登録頭数は年間100頭前後と推定されており、希少犬種に分類されます。そのぶん「ほかの人と被りにくい」という点を魅力に感じる飼い主も増えています。

体高18〜20cm・体重3.5〜6kgのコンパクトボディ

プチ・ブラバンソンの体高は18〜20cm、体重は3.5〜6kgです。小型犬のなかでもコンパクトな部類で、マンションやアパートでも飼いやすいサイズ感です。ただし、見た目のわりに骨太でがっしりした体格をしており、筋肉質でずっしりとした重みがあります。抱き上げると「思ったより重い」と感じる飼い主が多いのは、このスクエア体型(体長と体高がほぼ同じ)のためです。小さいからといって華奢な犬ではなく、しっかりとした骨格を持っている点は押さえておきましょう。肥満になりやすい傾向もあるため、体重管理は子犬期から意識しておく必要があります。

🐕 犬種プロフィール

犬種名 プチ・ブラバンソン
原産国 ベルギー
体高・体重 18〜20cm / 3.5〜6kg
平均寿命 10〜14歳
性格 明るく甘えん坊・独立心が強い・頑固・飼い主に忠実
飼いやすさ ★★★★☆(短毛でお手入れ簡単・しつけには根気が必要)

ブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンとの違い

プチ・ブラバンソンは「グリフォン3犬種」の1つです。ほかの2犬種はブリュッセル・グリフォンとベルジアン・グリフォンで、いずれもベルギー原産の小型犬です。3犬種の最大の違いは被毛のタイプです。ブリュッセル・グリフォンはレッド系のワイヤーヘア(粗い長毛)、ベルジアン・グリフォンはレッド以外の毛色のワイヤーヘア、そしてプチ・ブラバンソンは短毛(スムースコート)です。性格やサイズはほぼ同じですが、お手入れの手間はプチ・ブラバンソンが圧倒的に少なく、トリミング不要で飼える点が初心者にとっての大きなメリットです。犬種選びで迷っている段階なら、「毛の手入れが楽なグリフォンがほしい」ならプチ・ブラバンソン一択と考えてよいでしょう。

平均寿命10〜14歳|長く一緒に過ごせる犬種

プチ・ブラバンソンの平均寿命は10〜14歳です。小型犬としては標準的な寿命で、健康管理をしっかりすれば14歳以上生きるケースもあります。長寿の秘訣は「肥満を防ぐこと」と「暑さ対策を怠らないこと」の2つです。短頭種であるプチ・ブラバンソンは体温調節が苦手なため、夏場のエアコン管理は必須です。寿命に影響するリスク要因としては、短頭種気道症候群や膝蓋骨脱臼が知られています。気になる症状がある場合は獣医師に相談しましょう。子犬を迎える段階で「14年間世話ができるか」をしっかりシミュレーションしておくことが大切です。

プチ・ブラバンソンの性格|明るいのに頑固?飼い主が知るべき5つの特徴

底抜けに明るく人懐っこい|初対面の人にもフレンドリー

プチ・ブラバンソンの性格でまず挙がるのが「明るさ」です。家族に対してはもちろん、初対面の人にも尻尾を振って近づいていくほどの人懐っこさがあります。この社交性は群れで暮らしてきた歴史に由来しており、「人間=仲間」という認識が強い犬種です。来客が多い家庭や、犬友達をつくりたい飼い主にとっては理想的な性格といえます。ただし、人懐っこいぶん「誰にでもついていってしまう」リスクもあるため、散歩中はリードをしっかり持ち、呼び戻しのトレーニングを入れておくことが重要です。ドッグランでも初対面の犬や人に自分から近づいていくタイプなので、相手の犬の性格を見てから放すようにしましょう。

飼い主への忠誠心が強い反面、分離不安になりやすい

プチ・ブラバンソンは飼い主への執着が強く、常にそばにいたがる甘えん坊な一面があります。この忠誠心は魅力ですが、裏を返せば「一人でいられない」という弱点にもなります。留守番の時間が長い家庭では、分離不安に陥るケースが報告されています。分離不安の兆候としては、飼い主が外出準備を始めると吠える・震える、留守中に家具を噛む・トイレを失敗する、帰宅時に異常に興奮するなどがあります。予防策としては子犬のうちからクレートトレーニングを行い、「一人でいても安全」と学ばせることが有効です。最初は5分の留守番から始め、少しずつ時間を延ばしていくと、1〜2か月で30分程度の留守番ができるようになります。

⚠️ 注意しておきたいこと

プチ・ブラバンソンの分離不安を放置すると、無駄吠え・破壊行動・自傷行為にエスカレートすることがあります。「うちの子は大丈夫」と思っていても、留守中にペットカメラで様子を確認してみると落ち着かない素振りをしていることも。早い段階でクレートトレーニングと短時間の留守番練習を始めましょう。

プライドが高く頑固|納得しないと動かない一面も

プチ・ブラバンソンは賢くものわかりがよい犬種ですが、プライドが高く「自分が納得しないとやらない」という頑固さがあります。飼い主が「おすわり」を指示しても、気分が乗らなければ無視することも珍しくありません。これは知能が低いのではなく、むしろ「状況を判断して自分で行動を決めている」という独立心の表れです。頑固な犬に無理やり従わせようと叱り続けると、飼い主への信頼を損ねて余計に言うことを聞かなくなります。コツは「従うと良いことがある」と学ばせる正の強化トレーニングです。おやつや褒め言葉で「やったほうが得」と犬自身に判断させる方法が、プチ・ブラバンソンには向いています。

大型犬にも臆さない度胸|小さいのに気が強い理由

プチ・ブラバンソンは体重3.5〜6kgの小型犬にもかかわらず、自分よりはるかに大きな犬に対しても臆することなく向かっていきます。この気の強さは、もともとネズミ捕りの使役犬として活躍していた時代の名残です。小さな体で獲物に立ち向かう勇敢さが今でも残っているのです。ドッグランや散歩中に大型犬に吠えかかるケースがあるため、社会化トレーニングは子犬期(生後3〜14週)に集中して行いましょう。さまざまなサイズの犬と穏やかに触れ合う経験を積ませると、成犬になっても無闘派に育ちやすくなります。逆に、子犬期に他犬との接触が少ないと、成犬になってから大型犬に威嚇吠えをする問題行動が出やすくなります。

外見と毛色|短毛でお手入れがしやすい理由

被毛は2cm以下のスムースコート|光沢のある硬い毛質

プチ・ブラバンソンの被毛は2cm以下の短毛(スムースコート)で、硬く光沢のある毛質が特徴です。トイプードルやシーズーのように毛が伸び続けることがないため、定期的なトリミングは不要です。お手入れは獣毛ブラシやラバーブラシで抜け毛を取り除き、固く絞ったタオルで体を拭く程度で十分です。ブラッシングは2〜3日に1回、シャンプーは月1回程度が目安です。短毛種は「毛が抜けない」と誤解されがちですが、換毛期(春と秋)には一定量の抜け毛が出ます。ただし、ダブルコートの柴犬やゴールデン・レトリーバーに比べれば量は格段に少なく、衣類やソファへの付着も最小限で済みます。

毛色はレッド・ブラック・ブラック&タンの3パターン

プチ・ブラバンソンの毛色はレッド、ブラック、ブラック&タンが代表的です。レッドは明るい茶色〜赤みがかった茶色で、もっとも人気が高い毛色です。ブラックは全身が黒一色で精悍な印象を与えます。ブラック&タンは黒をベースに眉や頬、脚の内側にタン(茶色)の模様が入るパターンです。毛色によって性格が変わるわけではありませんが、レッドは顔の表情がわかりやすく、ブラックは汚れが目立ちにくいというメリットがあります。子犬を選ぶ際は毛色よりも健康状態や親犬の性格を重視することをおすすめします。ブリーダーに親犬を見せてもらえると、成犬時の毛色のイメージがつかみやすくなります。

つぶれた顔と大きな目が魅力|短頭種ならではの愛嬌

プチ・ブラバンソンの顔立ちは、幅広で丸い頭部、短いマズル、やや突き出た下あごが特徴です。大きくて丸い目はまるで「何か言いたそうな表情」をしており、飼い主を見つめるだけで心をつかまれる愛嬌があります。この表情の豊かさは、飼い主とのコミュニケーションにおいて大きなメリットです。犬の気持ちが読み取りやすいため、「何を考えているかわからない」と感じることが少ない犬種です。ただし、短いマズルは短頭種に共通する構造上の特性でもあります。鼻が短いぶん呼吸効率がやや低く、激しい運動や高温環境では息切れしやすい点には注意が必要です。いびきをかきやすいのも短頭種ならではの特徴で、これを「かわいい」と感じるか「気になる」と感じるかは飼い主次第です。

💡 わんポイントメモ

実は、プチ・ブラバンソンの「プチ」は「小さい」ではなく「短毛の」という意味です。ブラバンソンはベルギーのブラバント地方に由来しています。つまり「ブラバント地方の短毛犬」というのが名前の本来の意味。小さいから「プチ」と呼ばれていると思われがちですが、毛の長さを表す言葉なのです。

飼い方|初心者でも失敗しない環境づくり

マンションでも飼える?室内飼いに適したサイズと性格

プチ・ブラバンソンは体高18〜20cm・体重3.5〜6kgのコンパクトサイズで、マンションやアパートでの室内飼いに適しています。吠え声も小型犬のなかでは控えめな部類で、集合住宅での騒音トラブルになりにくい犬種です。ただし、分離不安による無駄吠えが出ると近隣に迷惑をかける可能性があるため、子犬期からの留守番トレーニングは欠かせません。室内の環境づくりとしては、クレート(犬の巣穴代わりになるケージ)を1つ用意し、犬が安心して過ごせる「自分だけの場所」を確保してあげましょう。フローリングの床は滑りやすく膝に負担がかかるため、犬の行動範囲にはカーペットやジョイントマットを敷くのがおすすめです。

食事管理は肥満との闘い|低脂肪フードの選び方

プチ・ブラバンソンは肥満になりやすい犬種です。体重3.5〜6kgが標準範囲ですが、食欲旺盛なうえに運動量が控えめなため、油断するとすぐに太ります。肥満は膝蓋骨脱臼や心臓への負担を増大させるため、食事管理は飼い主の責任として重要です。フード選びの基準は「低脂肪・低カロリー」のものを選ぶこと。パッケージに記載された給餌量を守り、おやつは1日の摂取カロリーの10%以内に抑えましょう。「食べたがるから」とおやつを多めにあげると、あっという間に適正体重をオーバーします。月1回は体重を測り、標準範囲を超えていないかチェックする習慣をつけると安心です。

暑さ対策は必須|短頭種が苦手な夏の乗り越え方

プチ・ブラバンソンは短頭種(マズルが短い犬種)であり、鼻腔が狭く呼吸効率が低いため、体温調節が苦手です。夏場は室温25℃前後、湿度50%以下を目安にエアコンで管理しましょう。散歩は早朝(6時台)か日没後に切り替え、日中のアスファルトの上を歩かせないようにします。外出時にはクールベストや保冷剤を活用し、常に飲み水を携帯してください。口を大きく開けてハァハァと荒い呼吸(パンティング)を始めたら、すぐに涼しい場所へ移動させましょう。「うちの子は暑さに強い」と過信するのは禁物です。短頭種の熱中症リスクは一般的な犬種よりも高いことを常に意識しておいてください。

メリット デメリット
短毛でトリミング不要
コンパクトで室内飼い向き
明るく人懐っこい性格
吠え声が控えめ
分離不安になりやすい
頑固でしつけに根気が必要
暑さに弱い(短頭種)
肥満になりやすい

しつけ|頑固な性格を味方につけるトレーニング法

叱るしつけは逆効果|正の強化トレーニングが鉄則

プチ・ブラバンソンのしつけで最も重要なのは「叱らないこと」です。プライドが高く頑固なこの犬種に対して、大声で叱ったり罰を与えたりすると、飼い主への信頼を失い、指示を完全に無視するようになります。ある飼い主がトイレの失敗を大声で叱り続けた結果、犬がトイレ自体を「怖い場所」と認識し、飼い主の見えない場所(ソファの下やベッドの裏)で排泄するようになったというケースもあります。効果的なのは正の強化トレーニング、つまり「正しい行動をしたら3秒以内に褒める・おやつを与える」方法です。犬が「こうすれば良いことがある」と自分で判断するようになれば、頑固な性格がむしろ「一度覚えたことは忘れない」という長所に変わります。

トイレトレーニングは場所の固定と成功体験がカギ

プチ・ブラバンソンのトイレトレーニングは、一般的な小型犬と同じく「成功体験の積み重ね」が基本です。トイレシートを設置する場所は1か所に固定し、犬が迷わないようにしましょう。子犬は食後・寝起き・遊んだ後にトイレに行きたくなるため、そのタイミングでトイレに誘導し、成功したらすぐに褒めます。失敗しても叱らず、無言で片付けるのがポイントです。プチ・ブラバンソンは頭が良いぶん、叱られた理由を「排泄したこと」ではなく「飼い主の前で排泄したこと」と解釈しがちです。そうなると隠れてする癖がつき、矯正に時間がかかります。1日5回の誘導を2〜3週間続ければ、多くの子犬がトイレの場所を覚えます。

社会化トレーニングは生後14週までが勝負

プチ・ブラバンソンの気の強さをコントロールするには、子犬期の社会化トレーニングが欠かせません。生後3〜14週は「社会化期」と呼ばれ、この時期に経験したことは成犬になっても受け入れやすくなります。具体的には、さまざまなサイズの犬、子ども、高齢者、車の音、掃除機の音など、日常生活で遭遇するものに少しずつ慣れさせましょう。パピークラスやパピーパーティーに参加するのも効果的です。週1〜2回、生後14週までに合計10回程度の社会化体験を目標にすると、成犬になってからの問題行動(無駄吠え・威嚇・恐怖反応)が大幅に減ります。社会化期を過ぎてからでもトレーニングは可能ですが、3〜5倍の時間がかかるのが一般的です。

📌 押さえておきたいポイント

プチ・ブラバンソンのしつけは「1回5分×1日3セット」が目安です。集中力が長く続かない犬種なので、短い時間で切り上げて「楽しかった」で終わらせるのがコツ。ダラダラと長いセッションを続けると、犬が飽きて指示を無視するようになります。

クレートトレーニングで安心できる居場所をつくる

分離不安の予防と留守番トレーニングのために、クレートトレーニングは早めに始めましょう。クレートは犬にとって「安心できる巣穴」の代わりになるもので、閉じ込めるための道具ではありません。まずはクレートの扉を開けた状態でおやつを中に置き、犬が自分から入るのを待ちます。中に入ったら褒め、最初は扉を閉めません。犬がクレート内でリラックスするようになったら、扉を閉めて1分→3分→5分と少しずつ時間を延ばします。このプロセスを1〜2週間かけてゆっくり進めるのがポイントです。焦って長時間閉じ込めると、クレートを「罰の場所」と認識してしまい、逆効果になります。成功すると、犬は自分からクレートに入って昼寝をするようになり、留守番時のストレスも大幅に軽減されます。

散歩と運動量|小型犬でも運動不足に注意

1日2回・各20〜30分の散歩が目安

プチ・ブラバンソンの運動量は一般的な小型犬と同程度で、1日2回・各20〜30分の散歩が目安です。「小型犬だから散歩は少なくていい」と考えるのは誤りで、運動不足はストレスや問題行動の原因になります。散歩中は一定のペースで歩くだけでなく、途中で匂い嗅ぎの時間を設けてあげましょう。犬にとって匂い嗅ぎは情報収集であり、脳の刺激になります。5分程度の匂い嗅ぎタイムを散歩に組み込むと、犬の満足度が上がり、帰宅後に落ち着いて過ごせるようになります。ただし、夏場は散歩の時間帯に注意が必要です。短頭種のプチ・ブラバンソンは暑さに弱いため、気温25℃を超える時間帯は避け、早朝か日没後に散歩しましょう。

室内遊びでも運動不足を解消できる|おすすめの遊び方3選

雨の日や猛暑の日は、室内遊びで運動不足を補いましょう。プチ・ブラバンソンにおすすめの室内遊びは3つあります。1つ目は「ノーズワーク」です。おやつを部屋のあちこちに隠し、犬に探させる遊びで、嗅覚と頭を同時に使うため満足度が高い遊びです。2つ目は「引っ張りっこ遊び」。ロープトイを使って飼い主と引っ張り合うことで、適度な筋力トレーニングとコミュニケーションが同時にできます。3つ目は「知育トイ」です。フードを入れるパズル型のおもちゃを与えると、10〜20分集中して取り組み、終わった後はぐっすり寝てくれます。いずれも10〜15分程度で十分な運動・刺激になるため、忙しい日でも取り入れやすい遊びです。

散歩中のリード引っ張り対策|気が強い犬種ならではの注意点

プチ・ブラバンソンは気が強く好奇心旺盛なため、散歩中にリードを引っ張る癖がつきやすい犬種です。引っ張り癖を放置すると、飼い主の肩や手首への負担が増えるだけでなく、犬自身の首や気管にもダメージを与えます。特に短頭種は気管が弱い傾向があるため、首輪ではなくハーネス(胴輪)を使うことをおすすめします。引っ張り癖の矯正方法は「犬が引っ張ったら立ち止まる→リードが緩んだら歩き出す」の繰り返しです。最初の1〜2週間は散歩が全然進まず忍耐が必要ですが、犬は「引っ張ると進めない」と学習し、2〜3週間で改善が見られるケースが多いです。リードを強く引いて矯正しようとすると散歩自体を嫌がるようになるため、力での矯正は避けてください。

💡 わんポイントメモ

プチ・ブラバンソンの散歩では「匂い嗅ぎ」を制限しすぎないのがポイントです。飼い主のペースで早歩きばかりさせると、犬はストレスを溜めやすくなります。散歩の半分は飼い主主導で歩き、残り半分は犬のペースで匂い嗅ぎをさせる「メリハリ散歩」が理想的です。

迎える前に知っておきたい注意点と費用

希少犬種のため入手は計画的に|ペットショップにはほぼいない

プチ・ブラバンソンは日本では希少犬種であり、大手ペットショップの店頭で見かけることはほとんどありません。入手方法はブリーダーからの直接購入が基本です。ブリーダーの数自体が少ないため、「今すぐほしい」と思っても半年〜1年待ちになることもあります。子犬を迎えたいと決めたら、まずはJKCの犬種別ブリーダー検索や犬種専門のブリーダーサイトで情報を集めましょう。見学時には親犬の性格・健康状態・飼育環境を確認し、信頼できるブリーダーかどうかを見極めてください。「安いから」「すぐ渡せるから」と急かすブリーダーには注意が必要です。健全なブリーダーは必ず見学を勧め、犬の引き渡し後もサポートしてくれます。

初期費用と月々のランニングコスト

プチ・ブラバンソンを迎えるにあたっての費用をまとめます。子犬の価格は犬種の希少性もありブリーダーによって幅がありますが、一般的な小型犬よりもやや高めになる傾向です。

費用項目 初期費用の目安 月々の目安
フード代 3,000〜5,000円
ケージ・クレート 5,000〜15,000円
トイレ用品 3,000〜5,000円 1,000〜2,000円
ワクチン・登録 20,000〜30,000円
ペット保険 2,000〜4,000円

※プロドッグ調べ。費用は地域・商品・プランによって異なります。

多頭飼いとの相性|先住犬がいる場合のポイント

プチ・ブラバンソンは社交的な犬種なので、多頭飼いとの相性は比較的良好です。ただし、飼い主への執着が強いぶん、先住犬に対してジェラシーを感じやすい傾向があります。新しい犬を迎える際は、いきなり同じ空間に入れるのではなく、柵越しに匂いを嗅がせる→同じ部屋でリード付きで過ごす→フリーで一緒にする、と段階を踏みましょう。食事やおやつは必ず別々の場所で与え、資源をめぐる争いを防ぎます。先住犬を優先して接する(先に名前を呼ぶ、先にフードを与える)ことで、序列が安定しやすくなります。プチ・ブラバンソン同士の多頭飼いは相性が良いケースが多いですが、同性同士の場合はやや注意が必要です。

子どもや高齢者との暮らし|年齢層別の注意点

プチ・ブラバンソンは穏やかで人懐っこい性格のため、子どもや高齢者がいる家庭にも向いています。ただし、体が小さくて骨が細いため、幼児(0〜3歳)が犬を強く握ったり持ち上げて落としたりする事故には注意が必要です。子どもが犬に接するときは必ず大人が見守り、「やさしく撫でようね」と正しい接し方を教えましょう。高齢者にとっては、体重3.5〜6kgという軽さと散歩量(1日2回・各20〜30分)の少なさがメリットです。大型犬のように引っ張られて転倒するリスクが低く、日々の散歩が無理なく続けられます。ただし、子犬期はやんちゃで動き回るため、足元が不安定な方は成犬(1歳以上)を迎えるのも選択肢です。

まとめ|プチ・ブラバンソンと幸せに暮らすために押さえておきたいこと

プチ・ブラバンソンは、明るく甘えん坊で飼い主に深い愛情を注ぐ、ベルギー生まれの小型犬です。短毛でトリミング不要、コンパクトなサイズで室内飼いに適しており、初心者にも飼いやすい犬種といえます。ただし、プライドが高く頑固な面があるため、しつけには「叱らず褒める」正の強化トレーニングで根気よく向き合うことが大切です。

この記事のポイントを振り返りましょう。

  • 体高18〜20cm・体重3.5〜6kg・寿命10〜14年の小型犬で、ベルギーのグリフォン3犬種の1つ
  • 短毛(スムースコート)でトリミング不要。ブラッシングは2〜3日に1回でOK
  • 性格は明るく人懐っこいが、頑固でプライドが高い。叱るしつけは逆効果
  • 分離不安になりやすいため、子犬期からクレートトレーニングと留守番練習を
  • 短頭種で暑さに弱い。夏場は室温25℃前後でエアコン管理が必須
  • 肥満になりやすいため、低脂肪・低カロリーのフードで体重管理を徹底
  • 希少犬種のためペットショップにはほぼおらず、ブリーダーからの購入が基本

プチ・ブラバンソンとの暮らしを始める最初の一歩は、信頼できるブリーダーを探すことです。希少犬種だからこそ、焦らずじっくりと情報収集を行い、親犬を見学してから子犬を迎えましょう。一度信頼関係を築けば、プチ・ブラバンソンはどこまでも飼い主に寄り添ってくれるパートナーになります。この記事が、あなたとプチ・ブラバンソンとの出会いの参考になれば幸いです。

※犬種の特性や費用は個体差・地域差があります。気になることがあれば獣医師やブリーダーに相談しましょう。

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この記事を書いた人

犬の行動・心理・しつけ・犬種選び・暮らし方を、愛犬家の目線でわかりやすく解説する犬の総合情報メディアです。「なぜ遠吠えするの?」「撫でると喜ぶ場所は?」「トイレトレーニングはいつから?」——愛犬との毎日がもっと楽しくなる知識をお届けしています。犬種ごとの性格や飼いやすさの比較、散歩・睡眠・室内飼いの工夫まで、初めて犬を飼う方からベテラン飼い主さんまで役立つ情報を発信中。運営は株式会社てまひま(名古屋市)。

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